眞田正適の心書

住職の心書58.伴侶 2/2

お金持ちの男は、その時やっと人生の伴侶とは誰かを知り、喜んで第四の妻と一緒に死後の世界へ旅立ちました。

・第一の妻とは自分の体です。
いくら愛しても、肉体は私と共に別れてしまいます。
・第二の妻とは財産です。
どんなに苦労して蓄えても死ねばその場で別れなければなりません。
・第三の妻とは夫婦、子ども、親戚や友人です。
墓場までは涙ながらに見送ってくれます。
・第四の妻とは心です。
よき時も悪い時も、心だけが永遠の伴侶であるのです(雑阿含経)。

死ぬ時は全てを失う。

死ぬ時に唯一残るのは良くも悪くも思考(心)だけ。

「心がけが後の財産となる。」

知心寺住職 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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