眞田正適の心書

住職の心書70.心を染める

「頭を剃って欲を剃らず。衣を染めて心を染めず。」(秘蔵宝鑰)

訳)髪の毛は剃って僧侶の姿をしているけれども完全に欲は剃らず、衣は色々な色に染めているけれども肝心の心の方は教えに染まってはいない。

外味は立派に見えても中身の薄っぺらな人間にならぬように気をつけなければいけない。

彼岸参り行ってきます。

知心寺住職 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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