「もしも或る行為をしたのちに、それを後悔して、顔に涙を流して泣きながらその報いを受けるならばその行為をしたことは良くない。
もしも或る行為をしたのちに、それを後悔しないで、嬉しく喜んでその報いを受けるならばその行為をした事は善い。」(法句経)
後悔の”ある” “なし”で、その行為が良かったのか、悪かったのかを判断しなさいと言うことであります。
ある行為をした後、後悔が残ったならばそれは悪い行為だといい、逆に行為によって嬉しく心が満たされたのであれば良い行為だといえます。
「正しい」とは人それぞれ違います。
戦争や喧嘩はお互いの正しさのぶつかり合いです。
少しでも心に後悔が残ればやめるべきだといった「判断軸」をお釈迦様は教えてくれています。
知心寺住職 正適
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