眞田正適の心書

住職の心書73.言葉

「売り言葉に買い言葉」と言われますが、私たちは何か心外なことを言われると、どうしても言い返したくなります。
何も言い返せないと、負けたと思ってしまいがちです。
そのような状態になると、怒りが怒りを増幅させ、大きなケンカに発展してしまいます。
最初は、ささいなぶつかり合いや意地の張り合いだったのが、怒りの応酬により、お互いをひどく傷つけてしまうこともあります。
 
「人が生まれた時には口の中に斧が生じている。ひとは悪口を語って、その斧によって自分自身を斬るのである」(ウダーナヴァルガ)

言葉は便利な意思疎通するための道具であり、斧のように上手に使わないと相手を傷つけてしまいます。
何気ない一言によって人の命を奪う凶器ともなり、周り巡って自分自身も深く傷つけることとなります。

感情的になり、振りかざした言葉は両者を深く傷つける。

知心寺住職 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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