自分の心を思うように操ることに関して、言葉で言うのは簡単ですができるようになるには、
「言うは易く行うは難し」の類です。
思うようにならない自分の心を持て余してそのために右往左往するのです。
あたかも自転車で下り坂を走るのと同じことで急にブレーキをかけると自転車ごとひっくり返ってしまいます。
かと言ってブレーキを離したら自転車は全速力で坂を下ります。
一度、勢いがついた自転車は簡単には止めることができません。
「人間の心も同じことです。」
一度煩悩(欲)が起こったらとどまることを知りません。
これで終わりと言う事は無いからです。
いつでもブレーキをかける事ができるようにメンテナンスする必要があります。
今の自分はどうか、偏ってないか、自己中心的な考えではないかの言動を改める期間がお彼岸であります。
知心寺住職 眞田正適
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