煩悩の数は108種類あるといわれております。どういった数え方なのでしょうか?
人に感覚を生じさせ、迷いを与える六つの要素である 「眼、耳、鼻、舌、身、意(こころ)」を指します。⑥
それに人間の感情の 好き・嫌い・どちらでも無い③
更に浄(きれい)・染(汚い)②
最後に過去・現在・未来 ③をすべて掛け合わせると108の数です。
お釈迦様は自分の心を観察するようにと説かれました。
それぞれに細分化をして見てみるとこの108種類によって心の運び方が構成されている事に気づくのです。
仏教では苦しみの根源を「無知」と説きます。知らないからこそ迷うのです。
答えを先に知っていたら問題に直面したときに動じることなく物事を向き合う事ができるのです。
知心寺住職 眞田正適
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