「諸悪莫作 修善奉行」
(悪いことをするな、良いことをしろ)
であり、仏教の教えはこの言葉に尽きる。
そのため私たちが悪いことをしないように戒めが定められている。
十善戒の一つに不妄語(嘘をつかない)がある。
時には真実を告げて相手を絶望させるより、嘘をついてでも相手を安心させてやりたいと思う事もあるかと思います。
実は嘘をつかないと言う努力をするのではなく、嘘をつく必要のない生活を営むべきだとするのが戒めであります。
お互いが嘘をつきあうような関係でなければ辛いことも苦しいことも共に向き合い、乗り越えていくことができるのではないでしょうか。
だから仏教は悪いことをするな。ではなしに悪いことをする必要のない生き方をしようと教えているのであります。
知心寺住職 眞田正適
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