眞田正適の心書

住職の心書102.続けるよりも

「文は是れ糟粕、文は是れ瓦礫なり。糟粕瓦礫をを受くれば純粋至実を失ふ。」(性霊集)

訳)文とは残りカスや瓦礫のようなものでどんなに素晴らしい教えも、文章だけで理解しようとすればその本質を失ってしまう。

人から人へと心をもって伝承することの大切さがこの一言の中に込められております。

今まで一日一投稿と文章を書き綴ってきましたが文章だけではなく本質を理解して心をもって教えを伝えていけるよう改めて努めて参ります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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