眞田正適の心書

住職の心書120.見えない恐怖 2/2

目隠ししたまま歩くとなると、壁があるんじゃないか?車が来たらどうしよう等と頭の中で勝手に妄想を膨らませてしまい一歩、一歩と踏み出すのは怖くなっていく。しかし目的がしっかりと定まってさえすれば不安を感じることはない。

スイカ割りは自身が目が見えない状況下の中でどこに置いてあるか分からないスイカを叩いて割るといった見えないからこその楽しさがある。
お化け屋敷も出口があるから本来怖がるはずのお化け屋敷を怖がりながら楽しむ事ができる。
目的がしっかり定まってさえすれば道中様々な災難や事故に巻き込まれてもあくまでも通過点にしか過ぎないと考えるからむしろトラブルも楽しむ事ができる。

「今まで通りやっていれば今まで通り。」

変化とは今までとはやり方を大きく変えるから「大変」であり、挑戦していくから「大」きく「変」われるのである。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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