眞田正適の心書

住職の心書125.魅力的な人

「未だ有らず、一味味膳なし、片音妙曲を調ぶ者は」(性霊集)

どんな料理も一つの調味料だけでは美味しい料理を作る事ができず。どんな良い楽器であっても単調の音階だけでの名曲に出会った事は未だ知らない。

自分はこうだ!といった事ももちろん大事ですが一種類だけにこだわっていたら見識は広まっていきません。
色々な人の考え方を学び、偏りを捨てて幅広く多くの人達の意見を受け入れることの重要性を説いております。
魅力的な人には噛むたびに味が出てきて飽きません。
異なる考え方や価値観もいいものは取り入れて味付けをすることで自分の良さがさらに引き出されていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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