眞田正適の心書

住職の心書134.努力

「もし努力を怠らないならば、何事も成就しないことはない。だから努力を惜しんではならない。少量の水であっても常に流れ続ければ、岩に穴を開ける。修行者の心が度々なまけるのは、火を起こそうとしているのに熱くなる前に止めてしまうことで火を起こせないようなものである。(仏遺教経)

継続する力は「目的意識」にあります。
持続しながらも活動を始めた頃の目的を再確認することであります。
そうする事によって現実に向けての方向性が明確に現れ、自分にとって重要な意味、続ける意義が見えてくるのです。
「精進」とは目的意識を持ちそれを育て続ける事であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン