眞田正適の心書

住職の心書138.友達

昨日の金曜日

「言いにくいんだけど君の事を思って言うね。」

と言って、ある方からお叱りを受けた。

相手に対して言いにくい事や傷つく事を言えば反発もあるのも承知の上で言っていただいた。

お叱りの内容ももちろんですが私の事を想い言い難い事を言っていただける方がいる事に有難さを感じた。

「飲み友達なるものがある。きみよ、きみよと呼びかけて、親友であると自称する。しかし、事が生じたときに味方となってくれる人こそ、友達なのである。」(長部経典)

困った時に助けてくる人は何人いるだろうか?

友達の数は年賀状の数・名刺の数・SNSでのフォロワー数ではない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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