眞田正適の心書

住職の心書139.選択

「我は良医の病を知って薬を説くが如し。服すと服せざるとは医の咎にあらず」(仏遺教経)

訳)名医が病気の状態を判断してその病気に対する薬を調合して与えるが、その薬を服用するか否かは患者の責任であって医者の責任ではない。

良薬(教え)があっても服用するか服用しないかは、薬(教え)を受けた者の判断にお任せするしかありません。

人のせいにすることなくあくまでも人生は自分自身の選択で歩んでいくことが原則であることを押さえておかなくてはなりません。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン