眞田正適の心書

住職の心書140.指導

「善く導く者の人を善道に導くがごとし」(仏遺教経)

自分は出来ていないにも関わらずあたかも出来ているように人に指導される方がおられます。
自分が出来ていないことを人に押し付けてもできません。
自分は煙草吸ってるのに学生に「煙草なんかやめろ」と言ったり、食べ方が汚い子供に対して立膝を立てて食事している父親が食べ方の指導していたりもしますが自分がやめてから、自分が出来てから言わないと人を指導する事はできません。

自分を律しないと相手には伝わらない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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