「人々は「わがもの」であると執着したもののために悲しむ。(自己の)所有しているものは常住ではないからである。この世のものはただ変滅するものである。」(スッタニパータ)
「わがもの」とは自分の自由になるもののことです。
しかし、家族・友達・伴侶も結局は自分の自由にはなりません。
お釈迦様は自分の自由にならないものを「わがもの」だと思い、執着するから苦しみや悲しみが生じるのだと言っておられます。
その事を考えたときに自然と感謝の気持ちが出てきます。
だからこそ周りで支えてくれている人を大事にするべきであります。
知心寺住職 眞田正適
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