聞いておられたお釈迦様がこう説かれました。
「お前たちの思う楽しみは、決して楽しみではない。むしろ憂いと恐れの道である。
親しい者同士が集い会うといっても、必ず別れの悲しみがくるものだ。
お金がたくさんあればお金のために奪い合い災いの元となる。
女性との快楽は、やがて憎しみと罵り合いを生むものである。
皆が好む所の楽しみは、どれも恨みと災いと憎しみを生じさせ、身を滅ぼし憂いを招き寄せるものばかりである。
仏門に入るという事は、皆が思っている楽しみは苦しみであるとして決して求めず、悟りの道を求めることが楽しみでなければならない」
すべてに対して度を過ぎてしまうと苦しみと憂いと憎しみそして災いをもたらしてしまいます。
そればっかりを求めすぎてしまうといつまでたっても本当の楽しみや安らぎは得ることが出来ません。
知心寺住職 眞田正適
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