眞田正適の心書

住職の心書161.セーフ

今日は約束していた予定がすっぽり抜けていた。

連絡をいただいてすぐ約束した場所に向かうと幸いなことに間に合うことができた。
順調に話をすることが出来て自分自身も良かったなとほっとしながら帰り道を一人で歩いていると、自分の姿を写した鏡と目があう。
映し出した姿は袈裟は歪み・頭には一本の毛糸が付いている。
自分自身は間に合って、滞りなくできているつもりでも周りからは分かられている。
鏡は良くも悪くも全てを映してくれる。

懺悔。懺悔。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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