眞田正適の心書

住職の心書178.松竹梅

冬の厳しい寒さの環境であっても変わることのない植物として、歳寒三友(松・竹・梅)といった言葉がございます。
「松」は雪が降る寒い時期であっても常緑を保ち、「竹」はしなやかであり、たやすく折れることのない強さを持ち「梅」は必ず春一番に人の心を和ませる香のよい美しい花を咲かせます。
毎日寒い日が続きますが確実に春に向かっております。
生命の強さを表す「松竹梅」のようにどのような状況であっても強く、健康で、皆を想っていればいつしか雪も溶け、探していたものが必ず見えてくる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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