眞田正適の心書

住職の心書179.干支

今年の干支は「壬寅(みずのえ・とら)」

十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っております。
「壬」は「妊」に通じ「はらむ」「生まれる」 という意味を持ち、厳冬(大変な時期)を土の下で耐えていた芽が膨んで土がぐんと盛り上がっている様子を表し、「寅」は「演」に通じ「表に立つ」「成長する」という意味を持ち、芽吹いた様子(発芽)を表しております。
 この十干の「壬」十二支の「寅」の組み合わせである「壬寅」には、「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった年であります。

今年は
「ダメじゃないんかな」
「自分の選択は間違っていたのでは」

と思わずに自分を信じた方向に進んでいっていただきたいと思っております。
 
応援しております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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