眞田正適の心書

住職の心書206.因果応報 2/2

「私の事を大切にしてくれなかった。」
「もっと優しくして欲しかった。」
「認めて欲しかった。」
と言われる方が多くおられます。

十人いれば十人の生き方や考え方があるようにどのような生き方が良くて、どのような生き方が悪いと言うつもりはありませんが、
「相手を愛さなかったら愛してもらえません。」
「優しく人に接する事がなかったら優しく人に接してくれる事はあり得ません。」
「人を信頼しないと信頼してもらえません。」

やってしまった事は返ってきますし、やってあげた事も返ってきます。

至極当然のことであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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