子供を産んだ後、亡くなる母親は珍しくありませんでした。少なくなったものの出産後、力尽きて亡くなる方は今でもおられます。
「懸ける」とは、「託す」や「失う覚悟をして取り組む」といった意味であります。
出産は「命懸け」であります。命を懸けて産んだからこそ母親としての覚悟が決まっていく。
大きな物を持つ際には落とさないように片手ではなく両手を使わなければなりません。
大きな事を得ようとすれば自分にとって手放したくないもの(時間や立場等)を捨てる必要があります。
自分にとって大切なもの差し出した対価によって人の覚悟が決まっていく。
口では大きな事は言えますが片手間では大きな事は出来ません。
知心寺住職 眞田正適
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