眞田正適の心書

住職の心書221.躊躇 2/2

転けてもまた立ち上がろうとする赤ちゃんを見ていて勇気をもらう。

「失敗したらどうしよう?」
「転けないかな?」

と思いながら立つ練習をしている赤ちゃんはいない。

「立ちたい!」

その一心だけで何度も尻餅をつきながら何度も挑戦している。

「どうして出来ない」と出来ない理由を探すよりも「どうしたら出来るかな」と考える方が道は開けていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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