眞田正適の心書

住職の心書222.初心

「枝を攀ずる者は悉く柢を極むるに驕る。」性霊集)

訳)木を登る人は木の根元の丈夫さを過信しがちである
基本的な事や基礎を疎かにしてしまうと思わぬところで足元をすくわれて堕落していく事を説いております。
ちょっと上手くいったからといっても決して調子に乗らないようにしないといけません。
 
「初心忘れるべからず」

しっかりと根を張った木はどんなに年月がたっても倒れる事はありません

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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