「明暗ともならず 一は強く 一は弱し」(性霊集)
訳)明るさと暗さが一緒になる事は無く、一方が強くなれば、一方が弱くなる。
どんなに良い行いを積み重ねていても一つの悪に染まればたちまち心は曇り始めます。
反対に悪い行いを積み重ねていても一つのきっかけで善の気持ちを起こし、心が明るく清らかであれば次々良いことが起こっています。
それは自然と周りに前向きな人たちが集まってくるからです。
全てのペンキの色を混ぜると完全に黒色に染まるということはなることはなく、濃い紫のような色になるとある外装業の方から教えていただきました。
完全に真っ黒になって、もうダメだということはなく、少しずつ善い行いや良い気持ちをもって過ごして行く事によって徐々に色が薄まっていく。
知心寺住職 眞田正適
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