眞田正適の心書

住職の心書241.猜疑心

「曾て医王の薬を訪わずんば、何れの時にか大日の光を見ん」

訳)医師の薬を服用しなければ病は治らないように、教えを信じ実践しないと光を見ることができない。

暖かく過ごしやすい日々が続いております。
寒い冬があったからこそ暖かい日々がとてもありがたく感じます。

太陽の光は人を選ぶ事なく均等に降り注いでおりますが、外に出なければ感じる事は出来ません。
これはいいよと勧められても疑いの目で見てしまうと一歩踏み出せないし、やってみないと分からない。

「光は平等に降り注いでいる。」

家の中に閉じこもっていたら光は入ってこない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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