眞田正適の心書

住職の心書243.サンガ

苦楽を共にしてきた修行の同期と高野山 寳壽院にて一座土砂加持法会を勤めさせていただいた。

各、配役の発するお経が紡がれて「法」が流れていく。

「決して一人ではできるものではない。」

共に悔しがり、共に腹を抱えて笑った仲間とまた同じ道場でお勤めできた事を考えると目頭が熱くなる。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
岸田首相が所信表明演説で言及していたある国のことわざ。

時には挫けてしまう事でも誰にも言うことなく黙々と研鑽を積んでおられる仲間の姿を見るともう一度立ち上がる勇気をいただく。

共に遠くを目指せる仲間がいている実感と法楽に浸る贅沢な時間でありました。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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