昔、ある国の王様が敵国に捕われそうになった際に勇敢な家来に助けられた。
早速家来を呼び、
「助けてくれたお礼に望むことを言ってみよ、叶えてやる」と伝えると、
勇敢な家来は
「どうか王様の髭を剃らせて欲しい」と願いでた。
王様は
「お前がそれで良いのなら、望み通り髭を剃ってもらうとしよう」と快諾した。
それを見ていた家来たちは「一国の大名になることができるというのにもったいない」
と言ってその人を笑った。(百喩経)
せっかくいい機会に恵まれていてもそれを生かせないことはとても残念なことであります。
頻繁に訪れることのないチャンス。
それに関しては遠慮はいらない。
知心寺住職 眞田正適
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