眞田正適の心書

住職の心書263.広い世界

「夫れ鰭を濫觴に挙ぐるものは、曾つて千里の鯤を見る由無し。翼を藩籬にはねうつものは、何ぞ能く九万の鵬を有るを知らん」(三教指帰)

 訳)囲いの中で泳ぐ小魚は大海をめぐる大魚に出会うことはなく、籠の中で飼われている鳥は大空を自由に飛び回る鳥の存在を知ることはない。

普段決まった事だけをしているととても楽であり、大体の1日の流れはおよそ想像がつくから安心できます。
この習慣がダメと言うわけではなく、それで満足であれば成長はありません。

「世界は広い。」
 
常に、挑戦をし続けていることによって様々な出会い(縁)が生じて決ます。 新しい出会いが、あなたに今まで知らなかった景色を見せてくれる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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