森の中で一匹の百足(ムカデ)が上手にダンスを踊っていました。
ダンスが上手な百足(ムカデ)に対してどの足をあげてどのように交差させて上手なダンスが踊れるのかぜひとも教えていただきたいと質問があり、感覚だけで踊っていた百足(ムカデ)は「一体自分はどうやって今まで踊っていたんだろうか?」と生まれて初めて考え込みました。
最初に移動の足を動かすのか?
その次の足は?
その次は?
と考えれば考える程、頭が混乱して以前のように踊れなくなってしまったといったお話。
百足(ムカデ)は足の動かし方を頭でこの足を上げてといちいち考えながら踊っていたわけではありません。
踊っていて楽しいといった感覚のままに体を動かしていただけであります。
時には考えるよりやってみるの方が上手くいく事だってあるのです。
知心寺住職 眞田正適
コメント