眞田正適の心書

住職の心書305.学び 2/3

「利益がなくても何故学ぶのか?」

「見方が変わるから」

「医王の目には途に触れて皆薬なり。解宝の人は鉱石を宝と見る」(般若心経秘鍵)

訳)医者は道に生えている草の中からも薬を見出し、宝石商は普通の石の中にも鉱石を見つける。

知識や知恵を持った人から見れば、人を幸福に導く真理は至るところにあふれているのに、それに気づかずに惰性で過ごしている人を示唆した言葉であります。

知識や知恵が加わると同じ目で見た景色や道であっても全く違うように見えていく。
 
可能性の溢れる世界をこの目で見れた時に「ワクワク」する。

学びは人生を楽しくする。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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