眞田正適の心書

住職の心書306.学び 3/3

「ビジネスに使える○○」等の歴史の本が人気作としてよく書店等で並んであります。

それを見ていて逆ではないのかなと思います。  

否定をするつもりはありませんが、自分の価値観の幅を広げてくれるのが歴史書であったり読書の意義だと私は思うのです。

自分自身の狭い見識の中に入れようとすると自分の枠内にしか入っていきません。

自分が知らない生き方・文化・考え方等の固定概念を砕いてくれる本に出会えた時に人としての多種多様な生き方を受容し、人としての幅を広げてくれます。

「学ぶ」原点はそこにあります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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