「工人は水を灌漑する。矢を作る職人は矢を矯める。大工は木材を矯める。理性ある人は自己を整える」(法句経)
水を管理することで田んぼや畑に水を行き渡らせて作物を育てることや飲み水を確保することができます。
矢を作る場合でもきっちりと矯正すればまっすぐに飛ぶ矢にもなるし、木を加工することによって人が住める家や家具を作り上げていきます。
人間の心も同様にきちんと整えることが必要であるといった意味であります。
心を管理しないという事はほったらかしにするのと同じことであります。
水を管理することをやめれば洪水や干ばつを引き起こします。
普段から心を管理していなければすぐに理性を失ってしまい、感情によって振り回されてしまうのです。
だからこそ常にブレーキが効くのかを点検する必要があるのです。
知心寺住職 眞田正適
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