眞田正適の心書

住職の心書319.光と影

太陽の光が上空の雲に反射また下にある雲にも反射をすることによって辺り一面が光となってしまい、影がなくなると言う現象を「ホワイトアウト」いわれるそうです。

そうすると方向も距離もわからなくなり自分の立ち位置がどこにいているのか?分からなくなるようです。

光がないと見る事は出来ないが光ばっかになってしまっても見えない。

光と影があって初めて物が写し出されて行く。

みんなは不幸を嫌いますが不幸になってからこそ初めて幸せを感じる事ができます。

幸福と不幸は表裏一体であり、見失わないように過ごすのが大切であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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