眞田正適の心書

住職の心書337.白旗 2/2

先日「倒産」についてこんな話を伺いました。

一般的に不渡り手形を二回出してしまったら会社は倒産すると世間では言われているが二回出しても銀行取りが停止するだけであってそんな事で会社は倒産しない。会社が倒産する時はもうダメだと匙を投げた時だと言われておりました。

時間稼ぎをしろと言っているわけではなく、
「最後まで望みを捨てない事」
「白旗を上げない事」

人が作りだした問題であれば人が解決できない事はありません。
もしあるとすれば本人が白旗を振って降参した時であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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