眞田正適の心書

住職の心書349.見極め

自分の好きな事を仕事にしたいと言われる方が多くおられます。
それはとても素晴らしいことだと思います。

ただ現実には自分の好きな事をするためには他の様々なことをしなければ好きな事を続ける事は実際出来ません。
サッカーの試合でシュートしてゴールネットを揺らす感覚が好きな人はシュートの精度を上げる為に地味な日々の練習をしなければなりません。
好きな事が出来ている事が幸せなら、他の様々な事(練習)が苦労だと感じません。
 
好き事をするために苦労したくないなら結局それほど好きでは無いのである。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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