眞田正適の心書

住職の心書355.無味

暑い日に飲むサイダーが美味しくて夏になったんだなぁと感じます。

炭酸や甘さと言うのは味覚に刺激を与えてくれますが最後に求めているのはコップ一杯の水。

珍しいものには刺激がありますがいつも飲んでいる水には刺激はありません。

しかし最後には刺激のない水を求めているのです。

生活にも同じように言えるかと思います。

当たり前に住んでいる家族っていうのも日々に刺激をくれる存在ではありませんが潤いを与えてくれているよう場所であるのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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