眞田正適の心書

住職の心書361.最低限

育てているトマトがお尻が黒くなる「尻腐れ病」になった。

原因は植物の細胞同士をつなぎ合わせる役割をもつカルシウムの欠如だそうです。

土を整え、太陽の光やこまめに水をやっても病気になってしまう。

家もあって家族もいて食べる物があっても幸せな営みが出来るとは限らない。

最低限の条件が整えば良いというわけではなくそれぞれの役割を繋ぎ合わせるから育まれていく事を自然から教えていただいた。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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