眞田正適の心書

住職の心書362.目を瞑る

「他人の過ちなら、もみ殻のように空気に流してあちこちばらまく。自分の過ちなら隠す。詐欺師が負けたサイコロの目を隠すように。」(法句経)

人の過ちはあちこちに言いふらしますが、自分がやっている悪い事は「皆やってるからこれぐらいどうってことない」気にすることないと言い聞かせて隠してしまいます。
自分は大丈夫だと
どれだけ小さな罪であっても錆って自分をやがては破壊して行きます。
心から生まれた過ちは心を破壊するのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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