身体の芯まで温もっていれば直ぐにでも湯船から上がる事ができます。
しかし、ぬるいお湯に入っている時に外温が低ければ中々湯船から上ることができません。
寒いからといって湯船から上がらずにいると時間が経つにつれてお湯の温度は下がり、より一層上がりづらくなってしまうのです。
「行動」や「学び」も同じだと思います。
あの時は「やってやる」といったやる気に満ち溢れた熱い想いは日が経つにつれ冷めていってしまい、学んで「なるほど」と頷いた事が日が経つにつれ忘れてしまうのです。
芯まで温まらない状態では今の現状から抜け出すことは出来ない。
その為には何回も何回も芯に至るまで暖めて続ける必要があります。
知心寺住職 眞田正適
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