眞田正適の心書

住職の心書365.優先順位

「毒箭を抜かずして、空しく来処を問う」(性霊集)
訳)毒矢が刺さっているのに抜こうとせず毒矢が飛んできた方向ばかりを気にする。

このお言葉は緊急事態が起こっているにも関わらず 何も行動を起こさない人を揶揄しています。
矢がどこから飛んできて、誰が放ったものなのか気になりますが、まずは先にする事は自身が先ず何をするべきかであります。

「家が貧乏だから‥」
「学歴がないから‥」
「口下手だから‥」
「機械音痴だから‥」

できない理由や言い訳ばかりを探して自身に刺さった矢を見ているだけではなく矢を抜き今何が出来るかを考えて行動する事が先決であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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