精神科医であるキューブラー・ロスの著書である「死の瞬間」という本に
「死の受容のプロセス」が5段階あると説かれております。
第1段階
「否認」
自らの命が危機にあり、余命があとわずかである事実に衝撃を受け、「なにかの間違いだ」といって否定する段階
第2段階
「怒り」
「どうして悪いことをしていない自分がこんなことになるのか」「もっと悪いことをしている人間がいるじゃないか」というような怒りの段階。
第3段階
「取り引き」
信仰心がなくても、神や仏にすがり、死を遅らせてほしいと願う取引する段階。
第4段階
「抑うつ」
虚無感にとらわれ、死の回避ができないことを理解していく段階。
第5段階
「受容」
亡くなっていくことは自然なことだという気持ちになり自分の人生の終わりを、静かにみつめることができるようになる段階。
「ありのままに受け入れる」というは何も良い事、気持ちいい感覚だけではな「苦しみ」も「段階」も受け入れ変わらないものはない「諸行無常」を理解していく所にあります。
「自身の弱さを理解・認知していく所に人の強さがある。」
知心寺住職 眞田正適
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