眞田正適の心書

住職の心書379.借りは返す

日々私たちは食事をいただいております。

それは大自然の命から布施をいただいて生かしていただいているのです。

私たちの苦しみは、もっともっと欲しいの「渇愛」であり、あまりにももらう物が多すぎて返すのがいつも少ないからです。

それは様々な所から借りているのと同じことであります。

大きく返す必要はありません。小さいことでも返していくと自分自身の抱えた負担は自然と少なくなってくる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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