眞田正適の心書

住職の心書396.薫習

お盆の時期となりました。
制限のない久しぶりのお盆の期間、故郷に帰って両親や子供達とゆっくり過ごされる事だろうと思います。
郷に帰ると懐かしい風景や香り、自分の部屋やよく行ったお店であったりと昔過ごしてきた思い出がこみ上げていきます。

「物を観てその人を想う」(高野雑筆集)

変わっていない部屋、懐かしい香りは何かを語ってくれるわけではありませんが人や物、場所には昔過ごしてきた思い出が郷に残されております。
毎日の忙しさから離れ、一度自分のルーツ(起源)を見つめ直す時間にしていただきたいと思っております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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