眞田正適の心書

住職の心書403.役割

お釈迦様が夫が妻を敬うことについて五つの意義を説いておられます。

1.妻を尊重すること
2.妻を愛すること
3.金銭、衣服(装身具)などを与えること
4.経済、家事、育児を任すこと
5.妻の両親を尊敬すること

この言葉を聞くとお釈迦様の考えは男尊女卑の古い考えだと反発される方もおられるかと思われますが、決してそういった意味で説かれたのではありません。
妻の人格を尊重・信用していく思いが大切だというところにあります。
一緒に生活していたら心底から互いを尊重していく事が難しいのも事実でありますが、よい関係を続けたいと思うのなら敬う心だけは忘れてはいけない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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