眞田正適の心書

住職の心書406.いいかげん

「人の為に生きる方がいいのか?」
「自分の為に生きる方がいいのか?」

といった内容で話し合う機会がありました。

沢山仏教の教えがある中で肝要な点の挙げるとすると「中道」であります。

文字通り「中の道」であり、極端に偏らない事であります。

こうあるべきと極端にこだわりすぎると生きにくくなって自らを苦しめてしまう。

みんなと合わせて平均を進めと言いたいわけではありません。

湯加減も熱いお湯が好きな方もいれば、ぬるま湯が好きな方もおられます。

それぞれの良い加減があるように人と比べる事ではなく自分にとっての良い加減を歩む事が必要であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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