信じたくない現実が時として襲う事があります。受け入れたくないと思う気持ちはとても分かります。
しかしどうあがいても起こった事が事実であるのです。
「瓦石草木をえらばず、人天鬼畜をえらばず。 いずれのところにか編ぜざらん。何物をか摂せざらんや。」(吽字義)
訳)身の周りにある瓦や石、草や木も。人や天人であっても動物であっても。真実は、あらゆるところに偏在していて、あらゆるものを治めてる。
「こんなはずじゃない」「何かの間違いだ」「夢であってほしい」と言ったところで事実が覆る事はありません。
認めたくなくても、認めざるを得ない現実の世界が広がっている事実を認めなさいよとお大師様は説かれております。
「事実を認めない限り、前には進む事は出来ない」
知心寺住職 眞田正適
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