「加は往来渉入をもって名となし、持は摂して散せざるをもって義を立つ。即ち入我我入これなり」
訳)加は互いに行き来すること、持は把握して離さないことである。仏と自身の相互の行き来である。
密教では自分自身と仏が一体(区別が無くなる)となる「入我我入」といった瞑想を重要としております。
互いに保つものと保たれるものの関係になる。
この道理を良く理解すれば自分と他人との善悪の区別はなくなり、受け入れる事ができる。
そのように理解できれば「相手の立場に成り代わって」気持ちを汲み取る事ができていきます。
知心寺住職 眞田正適
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