眞田正適の心書

住職の心書414.当たり前

幸せの感じ方は人それぞれであります。

幸せの感じ方は「どこを基準」としているのかによって変わってきます。

自分が定めた基準よりも期待以上に返ってこれば幸せを感じ、期待以下になれば残念だと思ってしまいます。

辛い事が重なり心底落ちこんだ方が何気なく咲いている一輪の花に感動する事があるように「基準」がどこにあるのかによって変わってくるのです。
「基準」が上がるにつれて「してくれて当たり前」と思い、幸せの感度は比例して下がっていきます。

「当たり前」「当然」と感じている普段の日常を見つめ直していく事によって幸せの感度が上がっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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