眞田正適の心書

住職の心書419.順番 3/3

生きていく上で知識は無くては困ります。
しかし知識だけに偏っても困るのです。
仏教では知識を得る事よりも知識を知恵としていく事を大切にしております。
知恵のある人はいつでもその時正しい答えを導き出すことができます。
例えば水がこぼれたら布巾で拭く事が先決であります。
知識で考えてしまうと今拭かなくてもいいとか放っておくべきだとか選択肢がたくさん出てきます選択肢や考えているうちにますます問題の根源である水が広がっていきます。

大切な事は今、何をするのかということが大切であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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