眞田正適の心書

住職の心書418.順番 2/3

重要な事はその苦しみをどうすれば無くす事が出来るかを考える事であり、なんだかんだと哲学的なことを考えてもこの世に現実としてある様々な苦しみが消えてなくなるわけではありません。
この毒矢の例え話は極端な話ですが現実このような弟子と同じようなことをしている方が多いように思います。
「自分探し」「自分に合った職場」等、行動してみないことには自分の気持ちと向き合う事はできませんし、就職する前から自分に合っているかどうかは分かりません。
してみて意外とこういった事が向いていると気づく事があります。

頭で考えるよりも実際にやってみていくことによって糸口が見つかっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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